東京市場 午後 円安一服、日経平均の下げ幅は一時500円超

2014年01月14日 15:52

 午後の為替市場は、東京午前に進んだ円安が一服。午前は、日米の金融政策に対する違いを背景に円の上値は重くなったが、午後は日経平均の下げ幅が一時500円超となるなど、昨年後半からのリスクオンの巻き戻しが続く中で、円の下値も限られた。
 ドル円は、昼過ぎにつけた103.53円を戻り高値に103.25円付近まで上昇幅を縮小。クロス円も、ドル円の動きに引っ張られる格好で上値が重くなった。ユーロ円は141.10円付近、ポンド円は169.20円付近、豪ドル円は93.30円近辺まで高値から反落した。唯一底堅さが維持されたNZドル円も、86.68円の高値をつけた後は同水準で伸び悩んだ。
 一方で、ドルストレートはNY終値付近で上下動。手掛かりが少ない中で、明確な方向性は定まらず。ユーロドルは1.36ドル半ば、ポンドドルは1.63ドル後半、豪ドル/ドルは0.90ドル前半でもち合った。ただNZドル/ドルは、対豪ドルでのNZドル買い戻しが優勢だったことに支援されて、0.8389ドルまで上昇幅を広げるなど、他通貨に比べて底堅く推移した。ポンドに関しては、ロンドンタイムに発表される英物価指標への警戒感も動意を鈍らせた可能性はある。