東京市場 午後 円売り限定的 日経平均は引け値で年初来高値

2013年11月28日 15:24

 午後は主要通貨に対して局所的にドル売りが入ったが総じて落ち着いた値動き。ドル円・クロス円の底堅さを支えに後場の日経平均は15700円台まで一段高となり、引け値ベースで年初来の高値を更新したが円売りの勢いは限定的だった。クロス円を中心に円の下落スピードをやや警戒する声も聞かれるなか、米市場が感謝祭の祝日入りとなり、実質的に週明けまでは参加者の復帰は見込みづらい状況下で慎重さもあった。ユーロドルは1.3588ドル、ポンドドルは1.6327ドル、NZドル/ドルは0.8177ドルまで対ドルでの高値を更新したが、時間外の米債券市場も休場となるなかで手掛かりは少なく伸び悩んだ。
 クロス円は対ドルの底堅さと株高を背景に下押しもほとんどなく推移。豪ドル円は93.24円、NZドル円は83.50円までこの日の高値をわずかながら更新。ユーロ円も138円半ばの高値圏をキープした。前日来から対ドルとともに強さが目立ったポンド円は166.77円まで上げ幅を拡大させており、ドル円も102円台を中心に一段高への足場固めを進めた。