東京市場 午後 円売り優勢の展開が続く、日経は400円高で引け

2014年01月29日 15:33

 東京午後の為替市場で、ドル円・クロス円は引き続き戻りを試している。中国のシャドーバンキング問題の悪化や反発の兆しのないアルゼンチン・ペソに懸念は残るが、トルコ・リラはトルコ中銀の大幅利上げによって急上昇しており、市場はリスク選好ムードを取り戻しつつある。後場の日経平均株価は高値を塗り替え、400円超の上昇幅となった。本日結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)について不透明感はそれほどなく、むしろ新興国懸念が緩んだことで、前回と同様に量的緩和額は100億ドル縮小されるとの見通しがドル円をサポートしている印象だ。
 ドル円は103円前半、ユーロ円は141円ちょうど前後、ポンド円は171円前半、豪ドル円は90円後半、NZドル円は85円半ばでしっかりと推移。日経平均株価が一段高となったことで、やや押し戻されていたドル円・クロス円は底堅くなっている。
 豪ドル/ドルは0.88ドルちょうど付近、NZドル/ドルは0.82ドル後半、ユーロドルは1.36ドル半ば、ポンドドルは1.65ドル後半で小動き。