東京市場 午後 不安要因多く様子見、ドル円は102円前半でこう着

2014年02月26日 15:47

東京午後も手控えムードが続く。後場の日経平均が一時プラス圏に浮上するも伸び悩み、リスク回避の円買いは強まらず。ドル円・クロス円は底堅く推移も、上値を追う材料も乏しく、動意は鈍い。寒波の影響とは言え、低調な米経済指標が続いており、米先行き景気不透明感への警戒感や、中国人民元の急落による中国経済への不安感及びウクライナ情勢への懸念など、不安要因は多く、積極的な取引は手控えられ、様子眺めムードが続いている。来週の米雇用統計を見極めるまでは地合いの大きな変化は見込めない可能性もありそうだ。ドル円は、日経平均が一時プラス圏に転じた動きを好感し、102.41円まで上値を伸ばしたが、上値も重く102.30円付近に水準を戻してこう着相場が続いた。ユーロも週後半のユーロ圏2月消費者物価指数の発表を控えて小動き。ユーロドルは1.37ドル前半、ユーロ円は140円半ばで狭いレンジ内での動きとなり、ポンドドルは1.66ドル後半、ポンド円は170円半ばで動意が鈍かった。
 東京午前に売りが先行したオセアニア通貨は買い戻しが先行。豪ドル円は92.24円、NZドル円は85.32円まで切り返したが、中国株が後場に入って再びマイナス圏に沈むなど弱含んだこともあり、上値は限られた。対ドルでは、豪ドル/ドルが0.90ドル付近、NZドル/ドルが0.8330ドル付近で小じっかり。