東京市場 午後 ドル円101円後半で動意薄、日経平均は堅調維持

2014年03月18日 15:24

東京タイム午後はもみ合い相場となった。日経平均の大幅上昇を好感した午前の円売りも一服し、新規材料も乏しいなか、動意に欠ける動きが続いた。日経平均は後場に入っても、前引け水準から再び上げ幅を広げるなど堅調推移を続けたが大引けにかけて上げ幅をやや縮小した。ウクライナ問題を材料視するリスク回避の円買いは一段落したが、警戒感は続いており、積極的に円売りを進めるリスク選好地合いにはなっていない。また、本日の日本時間20時にプーチン露大統領のクリミア編入に関する演説が予定されていることも様子見ムードを強めた。演説の内容次第では東西の緊張感が高まり、欧米による追加制裁も考えられ、再び円買いが強まる可能性はありそうだ。ドル円は101.75円付近でこう着相場が続いた。クロス円も動意が鈍く、ユーロ円は141円後半、ポンド円は169円前半、豪ドル円は92円前半で小幅上下動。
 対ドルでも方向感なく狭いレンジ内での動き。ユーロドルは伸び悩むも1.39ドル前半でしっかり、ポンドドルは1.66ドル前半でもみ合い。豪準備銀行(RBA)金融政策決定理事会の議事録発表を受けて、買い一巡後に売りが強まった豪ドル/ドルは午前の安値水準0.9070ドル台で軟調推移となったほか、NZドル/ドルは0.85ドル半ばで小動き。
 
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