東京市場 午後 ドル円・クロス円軟調、日経平均は一時マイナスに

2013年11月22日 15:44

 東京タイム午後のドル円・クロス円は、足元の円安のスピードが速かった反動から、円買い戻しが強まった。ダウ平均の史上最高値更新を受けて午前は堅調だった日経平均株価が、後場に一時マイナスに転じたことも、ドル円・クロス円の利食い売りを促した。
 ドル円は101.00円、ユーロ円は136.02円、ポンド円は163.53円、豪ドル円は92.66円、NZドル円は82.72円、加ドル円は95.79円までそれぞれ下落した。豪ドル円に関しては、昨日の豪準備銀行総裁やIMFの豪ドル高に対する言及などの影響も残った。
 また、日銀は日銀金融経済月報を公表し、その中で「わが国の景気は、緩やかに回復」と景気の情勢判断を据え置いたが、為替市場への影響は限定的だった。
 ドルストレートはクロス円に連動しながらも、手掛かり難から方向性に欠けた展開に。ユーロドルは1.34ドル半ば、ポンドドルは1.61ドル後半でのもち合いが続いた。一方で資源国通貨は、株高に対する警戒感やクロス円の下落に引っ張られてさえない展開に。豪ドル/ドルは、0.9168ドルまで続落。豪ドルの軟調さに連動して、NZドル/ドルは0.8187ドル、ドル/加ドルは1.0547加ドルまで資源国通貨安が進んだ。