東京市場 午後 ドル円は104円後半、ユーロは堅調

2013年12月27日 15:57

 東京タイム午後では、ドル円の上昇が一服。後場に入って、日経平均が一時下げ幅を100円超に広げたことも重しとなり、午前に5年2カ月ぶりの105円台を回復したドル円は、大台達成感も手伝って104.74円まで下押した。ただ、日経平均が引けにかけてプラス圏を回復したこともあり、ドル円の下押しは限定的で、東京タイムのドル円は105.05円-104.74円の狭いレンジ内の動きに収まっている。市場では、安倍首相の靖国神社参拝が、今後波紋を広げる懸念も強まっている。
 ユーロは堅調。ユーロ圏短期金利の高止まりや、欧州中央銀行(ECB)による資産査定を背景としたユーロ買いが散見。ユーロドルは1.3748ドルまで上値を伸ばし、ユーロ円は2008年10月以来となる144円台を回復し、144.10円までレンジ上限を広げた。また、ポンドドルはユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りが重しとなり、伸び悩むも1.6440ドル近辺で底堅い動きとなったほか、上げ一服のポンド円も172円前半で堅調さを維持した。
 また、上値が重かったオセアニア通貨も買い戻しが入り、豪ドル/ドルは0.8911ドル、NZドル/ドルは0.8175ドルまで上昇した。対円でも、豪ドル円は93.34円までわずかに上げ幅を広げたほか、NZドル円は85円半ばで小じっかり。昨日大幅反落した上海総合指数は、本日は堅調推移となり、一時2100p大台を回復した。