東京市場 午後 ウクライナ懸念後退で手持ち無沙汰に

2014年03月05日 15:36

東京午後の為替市場の値動きは限られた。ドル円・クロス円は午前からのレンジを引き継いでいる。ロシアのウクライナに対する軍事介入懸念が後退し円買いが緩んでいるとはいえ、円売りに傾いていくような手がかりはなく、手持ち無沙汰な相場へと逆戻りしている。もちろん、ウクライナやロシア関連のヘッドラインに対しては関心が寄せられたままだが、東西の対話が続くなかでテーマ性は徐々に後退していきそうだ。本日、週末の米雇用統計の関連指標である米ADP雇用者数が発表される予定で、値動きの軸足は主要国の景気動向や金融政策へと回帰していくのではないか。
 ドル円は102円前半、ユーロ円は140円前半、ポンド円は170円前半、NZドル円は85円後半で小動き。日経平均株価は続伸して引けている。黒田日銀総裁の発言が伝わったが、手がかりとなるような内容は見当たらなかった。豪ドル円は強い豪GDPに再度押し上げられることもなく、91円半ばで伸び悩んだままとなっている。
 ユーロドルは1.37ドル前半、ポンドドルは1.66ドル半ば、豪ドル/ドルは0.89ドル半ば、NZドル/ドルは0.83ドル後半で小動き。