東京市場 午後 やや円買いも、株安・円高の関連薄い
2014年03月12日 15:35
東京午後の為替市場で円相場は小動きながら、中国の景気減速懸念や同国企業のデフォルト・リスク、ウクライナ・クリミアの今後の行方が依然としてリスク要因として働いており、午前から引き続き円買いがやや優勢だった。日経平均株価は前場の安値を下回り、400円近い下げ幅となった。ただ、午前から日経平均株価の変動ほど円相場に動意は見られず、ドル円・クロス円の値動きは落ち着いていた。
ドル円は103円前半が重く、102円後半へと水準を切り下げた。ユーロ円は142円半ば、ポンド円は171円前半で上値が抑えられている。豪ドル円は92円前半で円買いが優勢。
ユーロドルは1.38ドル半ば、ポンドドルは1.66ドル前半で小動き。豪ドル安・NZドル高の流れがあるなかで、豪ドル/ドルは0.89ドル半ばで弱含み、NZドル/ドルは0.8479ドルまでレンジ上限を広げた。13日にはNZ準備銀行が利上げを行う見通しとなっている。