東京市場 午後 やや円売りも、欧米の対露制裁見極めから様子見

2014年03月17日 15:31

東京タイム午後はやや円売りが優勢も、動意は限定的。週末の16日にクリミアでロシア編入をめぐる住民投票が実施され、欧米および主要7カ国(G7)がロシア制裁に踏み切る可能性が高まった。その制裁措置の規模や内容を見極めたいことから、積極的な取引は手控えられて、様子見ムードが強い。また、中国景気鈍化への懸念は根強く、リスク回避の円買いが強まる地合いは残されている。後場の日経平均は緩やかに安値更新の動きが先行し、一時下げ幅を100円超に広げたが大引けにかけて下げ幅を縮小した。ドル円・クロス円はやや買い戻しが優勢となり、ドル円は101.67円まで上値を伸ばした。中国株が後場に入っても堅調推移を続けたことも支えに、資源国通貨はしっかり。豪ドル円は92.13円、NZドル円は86.90円、加ドル円は91.65円までレンジ上限を広げた。また、ユーロ円は141.34円、ポンド円は169.17円までわずかに上値を伸ばし、底固く推移。
 対ドルではまちまち。ユーロドルは1.39ドル付近、ポンドドルは1.66ドル前半の狭いレンジ内でやや上値の重い動きとなったほか、オセアニア通貨は小じっかり。豪ドル/ドルは0.9063ドル、NZドル/ドルは0.8548ドルまで上昇した。
 
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