東京市場 午前概況 日銀会合・総裁会見控え、様子見ムード

2015年02月18日 12:27

東京午前の為替市場は、日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁の記者会見を控え様子見ムードが強い。今回の会合では金融政策の現状維持が見込まれているが、年内に追加緩和を実施するとの見方を持っている市場関係者も多い。先週に一段の追加緩和は経済に逆効果と、日銀関係筋の見解が報じられたことから、日銀総裁の会見に注目が集まっている。
 
ギリシャ救済の協議進展への期待を背景としたユーロ高・円安は一巡したものの、日経平均の大幅反発を受けて、ドル円・クロス円は底堅く推移。反発して寄り付いた日経平均は上げ幅を150円超に拡大し、1万8100円台で堅調推移が続いた。ドル円は昨日の高値119.42円を前に伸び悩むも119円前半でしっかり。また、ユーロ円は136円前後、ポンド円は183円前後、豪ドル円は93円前半、NZドル円は89円後半で推移し、クロス円も昨日の高値圏を維持した。対ドルではもみ合い。ユーロドルは1.14ドル付近、ポンドドルは1.53ドル半ば、豪ドル/ドルは0.78ドル前半、NZドル/ドルは0.7535ドル前後で動意は見られなかった。
 
午後は、日銀金融政策決定会合の結果を受けた動きとなるか。市場予想通りに金融政策の現状維持が決定されれば小幅の上下にとどまり、日銀総裁の会見待ちムードが広がりそうだ。