東京市場 午前概況 オセアニア通貨が上昇、円相場はこう着

2014年04月22日 12:45

東京午前の為替市場ではオセアニア通貨が堅調に推移した。特に手がかりは見当たらなかったが、今週予定されている豪消費者物価指数やNZ政策金利の発表を控えて、オセアニア通貨に買いが入りやすいようだ。来週行われる米連邦公開市場委員(FOMC)でも政策金利の据え置き方針が再確認され、タカ派的なバイアスは強まらない見通しで、リスク選好のオセアニア通高を支援。
 豪ドル/ドルは0.9359ドル、豪ドル円は96.08円まで上昇。豪ドルの上げに沿って、NZドル/ドルは0.8588ドル、NZドル円は88.17円まで水準を切り上げた。オセアニア通貨高の手がかりは見当たらないが、豪ドル円は4月4日以降の短期下降トレンドラインを上抜き、上昇に弾みがついているようだ。
 ドル円は102.73円、ユーロ円は141.69円、ポンド円は172.46円まで水準を切り上げた。ドル円は昨日高値102.71円を小幅に上回っている。日経平均株価が堅調な出足となったため円売りが促された。ただ、昨日からドル円の上値は102.70円付近で抑えられており、本日も同様のパターンとなっている。ドル円の値幅は15銭程度。
 ユーロドルは1.37ドル後半、ポンドドルは1.67ドル後半でもみ合い。連休明けの欧州勢の参入待ちが続いた。
 東京タイム午後は模様眺めが継続しそうだ。手がかりとなりそうなイベントは予定されておらず、関連市場の動意も期待しづらいため、円相場は小動きだろう。ドル円が抵抗となっている102.70円付近を上抜くようだと上値が開けそうだが、こう着感の強い時間帯であり、材料に恵まれそうにない。
 
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