東京市場 午前は円安進行 ドル円105円台前半、日経平均は6年ぶり高値に
2013年12月30日 12:14

20日の東京市場、ドル円が5年超ぶりの円安・ドル高水準を更新している。先週末のNY市場で105円台に乗せた動きを受けて、早朝は105.10-20レベルで取引を開始した。その後もじり高となり、仲値公示後には一時105.42レベルまで高値を伸ばした。この日は東京株式市場の年内最終取引日で、大納会を迎える。日経平均は90円高で寄り付いた直後に、1万6269.66円と2007年11月以来、6年1ヶ月ぶりの高値水準となった。その後、上げ幅を削る場面もあったが、盛り返して61.45円高で前引けとなっている。ドル円にとっては中韓高官の円安懸念発言もあったが、株高との相乗効果で円安の流れに変化はみられていない。ユーロ円は144円台後半、ポンド円は173円台半ばで小高く推移。豪ドル円は93円台前半とやや軟調。ドルは総じて底堅い。先週末のNY市場では後半の取引でドル買いが優勢となっており、その水準を維持している。豪ドル/ドルは0.8840レベルへと一段安。ユーロドルは1.3750近辺、ポンドドルは1.6480近辺で揉み合っている。米10年債利回りは2.99%台とやや上昇一服となっているが、9月以来の高水準は継続している。
