東京市場 午前 株価や米金利にらみドル円は102.29円へ下押し
2014年02月24日 14:53
東京タイム午前は、株価や米長期金利の動向をにらみながら、ドル円が102円半ばから前半へ下押し。日経平均株価は安寄り後に前週末比100円を越える下落幅となったものの、やがてプラス圏を回復すると、今度は一時100円越えの上昇に。しかし14880円(+15)で前引けと伸び悩んだ。米10年債利回りは一時2.741%(+0.010)前後と前週末NY引けの水準から小幅に持ち直したが、その後は2.721%(-0.010)付近へ水準を下げた。円売り・ドル買いを支援する動きが緩んだことで、ドル円は102.68円から102.29円まで下押した。
欧州通貨は対ドル・対円でまちまち。米金利の下押しを受けたドルの弱含みから、ユーロドルは1.37ドル前半、ポンドドル1.66ドル前半を維持して推移。一方で円買い優勢への傾斜を受け、ユーロ円は一時140.53円、ポンド円は170.20円と上値が重かった。
オセアニア通貨は、中国株が上値重く推移するなか、さえない動き。豪ドル/ドルが一時0.8938ドル、豪ドル円は91.59円、NZドル/ドルは0.8261ドル、NZドル円は84.65円と前週末の水準を下回った。加ドル円も91.93円まで下落した。ただ、全般的には、大きな動意につながりそうは新たな材料もなく、各通貨ともそれぞれ方向感をさらに強められるかは不透明な状態だ。
午後も株価や金利の動向をにらみながら、神経質な上下が続くか。しかしG20も材料として決め手を欠いた感があり、次の動意のきっかけを探る状態。午後はロンドンタイムの独2月Ifo景況感指数の発表などを待ちながら、動きを落ち着かせる時間帯が多くなるかもしれない。