東京市場 午前 株価の上下に連れ、円売り先行も巻き戻しに

2014年02月14日 13:50

東京タイム午前は株価の上下に連れ、円は売り先行後に買いへ反転。日経平均株価は、2月限SQ算出日による変動をこなし、小幅高で寄り付き後、前日比143円高まで一時上昇した。しかしその後は伸び悩み、前日比100安水準まで下落して前場を安値引けした。
 ドル円は、実質ゴトー日(5・10日)の仲値公示にかけて102.41円まで上昇。しかしその後は伸び悩み、株価下落に押され、結局101.82円まで売られた。
 クロス円も同様の展開で、ユーロ円は140.05円から139.29円へ、ポンド円は170.60円から169.51円まで下落。資源国通貨もクロス円で上値が重くなり、豪ドル円は92.30円から91円後半、NZドル円が85.59円から84.88円、加ドル円は93.34円から92.90円まで水準を下げた。
 円中心の動意だったことから、対ドルでは各通貨限られたレンジで上下。ユーロドルは1.36ドル後半、ポンドドルは1.66ドル半ばで推移した。豪ドル/ドルは0.92ドルを挟んで、NZドル/ドルは0.83ドル台で上下。中国物価指標を受けた動意は限定的だった。中国1月消費者物価指数は前年比+2.5%となり、市場予想+2.4%を若干上回り、前月と同レベル。同生産者物価指数は市場予想通りの-1.6%で、前月の-1.4%から減速した。
 午後も株価をにらんだ展開が続きそうだ。ドル円は102円の節目割れで下値を探る動きが続くか。ただし昨日も下げ止まった101円台では落ち着きどころを探ることになりそうだ。