東京市場 午前 ドル円101円前半、日経平均は小幅続落
2013年11月27日 11:52
東京タイム午前の為替相場は、方向感が出ず小動き。明日28日の米国感謝祭を控えるなか、市場参加者や投資家の多くが休暇に入っていることもあり、閑散な取引が続いた。ドル円は101円前半で狭いレンジ内での推移となった。序盤はNYタイムの流れを引き継ぎ、101.17円まで下押したが下値も堅く反発。本日は月末応当日にあたり、仲値公示に向けてドル円はやや買いが優勢となり、前日比100円安でスタートした日経平均が緩やかに下げ幅を縮小した動きも後押しに101.45円まで反発した。クロス円は小じっかリ。ユーロ円は137円半ば、ポンド円は164円前半、豪ドル円は92円前半、NZドル円は83円前後を中心に小幅上下動となった。また、白井日銀委員の「経済・物価見通しは、下振れリスクを意識する必要がある」、「景気上振れリスクより下振れリスクが大きい」などの講演内容が伝わったが、為替相場への影響は見られなかった。
対ドルではNYタイムの流れを引継ぎ、オセアニア通貨が軟調。豪ドル/ドルは0.9101ドル、NZドル/ドルは0.8169ドルまで下押した。また、ユーロドルは1.3560ドル付近、ポンドドルは1.62ドル付近までやや水準を切り下げるも、昨日の高値圏を維持している。
午後のドル円は101円前半を中心に方向感に欠ける動きが続きそうだ。小幅続落で前引けした日経平均が後場で大幅下落しない限り、101円大台を割り込むことはなさそうだ。とはいえ、新規材料も乏しく、積極的な取引が手控えられているなか、102円大台を試す展開は厳しいか。