東京市場 午前 ドル円の値幅は約10銭、FOMC控えこう着
2013年12月17日 12:31
東京午前の為替市場で円相場は小動き。本日から行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めが続いた。米量的緩和(QE)は現状の850億ドルで据え置かれるとの見方が多いが、縮小が開始されるとの見通しもある程度はあり、注目度は非常に高い。ドル円は103円ちょうど付近、ユーロ円は141円後半、ポンド円は168円ちょうど前後でもみ合っている。ドル円の値幅は約10銭だった。ユーロドルは1.37ドル半ば、ポンドドルは1.63ドルちょうど前後で小動き。
NZドルは底堅い。NZの景気が上向いているなかで、同国の財務省は2013-14年度の財政黒字額予想を上方修正している。NZドル/ドルは0.8284ドル、NZドル円は85.36円まで小幅に買われた。豪ドルもしっかり。豪準備銀行(RBA)議事録の発表前にかけて豪ドルはやや重かったが、発表後は豪ドル買いに。議事録によると、これまでの利下げの効果が住宅市場に対して顕著に現れているとの認識が示されたうえ、労働需要が安定する一時的な兆候もあるという。豪ドル相場については、依然として不快なほど高いとの文言が繰り返されているが、豪ドルはかなり下落したとも言及された。豪ドル/ドルは0.8959ドル、豪ドル円は92.31円まで水準を切り上げた。ただ、いずれも値幅は狭い。
東京午後も閑散とした展開が続きそうだ。堅調に推移している日経平均株価の変動が大きくなれば円相場にある程度影響はありそうだが、短期的な株価動向は焦点ではなく、特に何事も無ければ午前から一段と静まり返るのではないか。