東京市場 ユーロドルは1.37ドル前半でこう着、緩和観測くすぶる
2014年02月25日 09:44
朝方の為替市場で、ユーロドルは1.37ドル前半でこう着状態となっている。欧州デフレ懸念がくすぶる一方、昨日ロンドン序盤に発表の独2月Ifo景況感指数が強い結果となったことからユーロ買いが強まる場面もあった。ユーロドルは一時1.3772ドルと、19日につけた直近高値1.3774ドルに接近。しかし同水準で伸び悩むと、NY序盤までは売り優勢で1.3708ドルまで下落した。もっとも下値も広がらず、上下したレンジの中ほどを回復。その後は昨日の東京午前と代わり映えしないレンジで小動きとなっている。
ウクライナ情勢の落ち着きが下支えとなる一方、今夜に欧州委員会による冬季経済予測の公表を控えた警戒感もあって、素直に上値は伸ばしにくい。同予測でインフレ見通しが下方修正された場合、3月6日の欧州中央銀行(ECB)理事会で金融緩和が実施されるとの見方が強まる可能性が高い。