東京市場 ドル円は102円前半、株価や金利にらんだ動きを想定

2014年02月26日 08:30

ドル円は102円前半で推移している。昨日は本邦株価の上昇に対する円売りの反応は鈍かった。海外勢の動き出しとともにドル売りや円買いの地合いを強め、弱い米消費者信頼感指数を受けると一時102.01円まで水準を下げた。しかし大台割れは回避し、その後は現水準付近へ小幅に戻しての動き。
 株価上昇への感応度の鈍さについては、「米景況の先行き不透明感から、米金利が2.7%台から上にいきにくいことが、ドル円の上値を抑えている」(シンクタンク筋)ことが一因のようだ。一方で株価下押し方向への円相場の反応が気になるところ。本邦株価に加えて、当局の動きや景況に対する懸念が強い中国市場の動向への反応を見定めたい。