東京市場 ドル円は小動き、休日のはざ間で動意鈍い
2014年02月10日 15:34
午後の円相場は小動き。後場に入って日経平均株価が250円超まで上げ幅を広げたことで、午前の中盤から進みつつあった円買いの流れは小休止した。ただ、11日にイエレンFRB議長による下院金融サービス委員会での議会証言を控えているほか、東京勢は休日のはざ間とあって材料不足の状態に変わりがなく、円の動意は限定的だった。前週末の米1月雇用統計の内容に関しては、悪くはないが円売りポジションを積み上げる決め手にはなっていない。
ドル円は、昼過ぎに102.32円まで下げた後は102.40円付近へ戻してもち合う格好に。ユーロ円も139円半ば、ポンド円は168円前後、加ドル円は92円後半での推移を続けた。またドルストレートも限られたレンジでの上下動。ユーロドルは1.36ドル前半、ポンドドルは1.64ドル前後での推移。ユーロに関しては、モントブール仏生産力再建相の「ユーロの過大評価は問題」、「ユーロ下落のための政治的な動き必要」との発言が伝わった場面で、上値が重くなる場面もあった。
オセアニア通貨は若干上値に重さ。目立った手掛かりはなかったが、足元の上昇の反動から豪ドル/ドルは0.8928ドル、豪ドル円は91.42円まで水準を下げた。また、豪ドルの下落に引っ張られて、NZドル/ドルも0.8272ドル、NZドル円は84.69円まで日通しのレンジ下限を広げた