東京午後 RBA声明に豪ドルは売りで反応、午前の円買い一服
2013年11月05日 15:41

東京タイム午後の為替相場では、豪ドルがやや軟調。豪準備銀行(RBA)は、政策金利を市場予想通りに現行の2.50%に据え置いた。RBA声明文では、「政策金利は引き続き適切」、「インフレ率は中期的な目標に沿っている」と前回のスタンスを引き続いたが、「豪ドルは依然として不快なほど高い」と通貨高への警戒感を示した。RBA声明文を受けて、豪ドルはやや売りが優勢となり、豪ドル/ドルは0.9464ドル、豪ドル円は93.14円まで下値を広げた。ただ、通貨高への懸念もサプライズではなく前から続いたことでもあり、豪ドル売りは限定的にとどまった。
後場の日経平均が下げ渋り、午前の円買いは一服。ただ、日経平均がプラス圏では上値が重く、前日大引け水準で伸び悩んだこともあり、ドル円・クロス円の戻りは鈍かった。ドル円は午前の98.24円を足もとの安値に下げ止まるも、戻りは98円半ばにとどまった。クロス円も上値が重く、ユーロ円は132円後半、ポンド円は157円前半、NZドル円は81円前半、加ドル円は94円前半での小動きが続いた。
また、対ドルでは材料難から動意が鈍く、狭いレンジ内で推移。ユーロドルは1.35ドル前後、ポンドドルは1.5960ドル台、NZドル/ドルは0.8270ドル付近で方向感に欠ける動きとなった。
