東京午後 月末要因やFOMC控えて動意薄

2013年10月29日 15:16

 東京タイム午後の円相場は模様眺め。スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が午前に豪ドル高をけん制したことで、豪ドル円主導で円買い優勢の展開は続いているものの、日経平均株価は前日比マイナス圏のまま前場のレンジを引き継ぎ、円高が進むような展開にはならず。本日から米連邦公開市場委員会(FOMC)が行われることも値動きを抑制した。また、月末要因でこの時期特有のフロー以外入りづらいことも方向感を失わせている。
 ドル円は97円半ば、ユーロ円は134円前半で小動き。前日のNYクローズからするとやや円高だが、手がかりもなく東京午前からのレンジ内で推移した。ポンド円は157円ちょうど前後を挟んで推移した後、157.30円付近まで切り返したが戻りは抑えられている。
 午前からの軟調さを引き継ぎ、豪ドル円は92.67円、NZドル円は80.51円まで安値を更新。豪ドル/ドルは0.9504ドル、NZドル/ドルは0.8258ドルまで軟化した後、安値底ばいとなっている。
 ポンドドルは1.6120ドル付近まで戻りを試した。東京午前に対ユーロでポンド売りが持ち込まれたことからポンドドルは1.6065ドルまで下げていたが、対ユーロのポンド安は反転しており、ポンドドルの戻りも軽くなっている。ユーロドルは1.37ドル後半でもみ合いを続けている。