来年の為替展望、市場は日銀の追加緩和実施時期などを模索との声

2013年12月27日 02:20

為替相場は膠着状態となっており、年明け以降の動きにシフトしている感もあるが、みずほ証券・投資情報部 チーフFXストラテジスト 鈴木健吾氏は「第2次安倍内閣が発足してから1年が経過し、この間、日銀の大胆な金融緩和を中心としたアベノミクスへの期待感を背景に円安・株高傾向が続いてきた」と指摘。そのうえで「2年目以降もこうしたトレンドがどこまで続くのか、来年に向けた運用の展望を構築するうえで金融市場では日銀による追加緩和の実施時期などを模索する動きが続きそうだ」との見解を示している。なお、同氏は中長期的な展望として、来年後半には109円程度までの上振れの可能性もあり得るとしている。