本日の見通し(香港株式) 続伸スタートか、内外イベントを控え上値は限定も

2014年02月28日 09:42

本日の香港市場は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、続伸スタートか。前日のNY市場は、予想を上回る米1月耐久財受注に加え、イエレンFRB議長の米上院銀行委員会での証言を基に金融緩和策長期化への期待感が広がり、ダウ平均は約1カ月ぶりの高値で終えた。一方、本日夜には発表の米10-12月期国内総生産(GDP)の改定値が発表される。加えて、明日の中国2月の製造業購買担当景気指数(PMI)の発表や、来週に開幕される両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)を控え、香港市場では様子見ムードが広がるとみられる。また、中国人民銀行(中央銀行)が29日までに定例オペで4回連続の資金吸収を実施しており、慎重な見方が広がる可能性もあり、上値は抑えられそうだ。
 
 香港市場では、業績発表が架橋に入りつつあり、本日も不動産の長江実業(00001)や新鴻基地産(00016)、コングロマリットのハチソン・ワンポア(00013)の期末決算などが発表されることから、業績を背景とした物色買いも入るとみられる。