本日の見通し(東京株式) 週明けの外部環境に安心感 日経平均は10/25安値を前に自立反発へ
2013年11月05日 08:22
東京市場は反発へ。円高一服や海外株高が好感され、日経平均株価は10/25安値(14088円)を前に自立反発が予想される。業績面の材料や指数は値がさ株頼みの展開は続くだろうが、出遅れ感のある日本株への見直し買いも意識される公算が強い。ただ、今週は11/8発表の米10月雇用統計を前に様子見姿勢のなか、週末のオプションSQ算出に絡む先物売買が主導する場面が増えそうだ。
中間決算発表で開示される業績内容は概ね好調。決算イベントを材料にした短期筋の動きも今週がヤマ場となり、次第に売り圧力が和らいでくる公算が高い。新興市場全体に手控えムードが出てきた局面でもあり、東証一部銘柄などに上手くバトンタッチできるかが、11月前半にかけての注目どころとなる。
日経平均株価の予想レンジは14250円-14320円。今週は13週移動平均線が上げに転じる公算が高い。週足の一目均衡表では、遅行線が当時の株価に接しており、逆転(遅行線が当時の株価を下回る売りサイン)を回避できるかの正念場。今週も続く転換線(14112円)の上昇で、反発基調を強められるかが注目される。
4日のNY株式相場は上昇。ダウ平均は前日比23.57ドル高の15639.12ドルで終了した。買い材料に乏しい中、エクソンモービルやゴールドマン・サックス・グループなどの一部の値がさ株が指数を下支えし、買い優勢で取引を終えた。
NASDAQは前日比14.55ポイント高、S&P500は6.29ポイント高で終了。円建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ125円高の14315円、ドル建ては165円高の14355円で終えた。