本日の見通し(東京株式) 押し目なく買い場見極めの局面か、貿易統計などにも注目
2013年11月20日 08:27
東京市場は強含む動きが予想される。米国市場が方向感に欠く展開だったことで材料難のスタートが予想されるが、ドル円相場が早期に100円台を回復した。指数ベースでは夜間取引(日経平均先物)からの上昇バイアスが続く公算が高い。買い残が大幅に減少した証券株や銀行株に押し目買いが見られるか。また、円安定着に加え、寄り前発表の10月貿易統計が外需株への支援材料となれば、先物主導で堅調な地合いが望めるだろう。
日経平均株価の予想レンジは15150円-15300円。5日線(14980円)を下値で意識しもみ合いが予想されるが、外部環境次第では直近高値をトライする場面も想定しておきたい。目先的には揺り戻しが生じる可能性もあるが、一目均衡表の転換線(14649円)や7/19高値を起点とした下値支持線などが下値メドとして強く意識されるだろう。底堅さを維持できれば、あすの転換線上昇から再動意となる公算が大きい。
基調に変化が生じやすいのは、11/29-12/2、12/17。
19日のダウ平均は前日比8.99ドル安の15967.03ドルで終了した。16000ドル台では高値警戒感から利益確定売りが優勢。ビザやボーイングなどへの売りが指数の重しとなった。
NASDAQは前日比17.51ポイント安、S&P500は3.66ポイント安で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ60円高の15210円、ドル建ては75円高の15225円で終えた。