本日の見通し(東京市場 為替) 注目イベント多数控え、様子見模様
2014年02月06日 08:00

NYタイムは、米1月ADP全国雇用者数が市場予想比でやや弱い内容を示す一方で、同ISM非製造業景況指数が予想比で強い内容を示したことが意識され、ドル円は売り先行後に反発するなど、米国経済指標の結果に合わせて上下する展開となった。ドル円は一時100.80円まで下落したが、米10年債利回りの上昇も後押しに東京タイムの朝方につけた高値101.77円を試す場面も見られた。クロス円は底堅く推移も値幅は限られ、ユーロ円は137円前半、ポンド円は165円半ば、豪ドル円は90円半ばでの動きとなった。
本日の海外市場では、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BOE)の政策金利発表や米新規失業保険申請件数の発表などを控えており、東京タイムでは様子見ムードが強まりそうだ。新興国リスクは払拭されておらず、米景気の先行き不透明感もくすぶったままで、米経済指標への注目度は高い。昨日の米1月ADP全国雇用者数が市場予想を下回ったことから、明日の米1月雇用統計への警戒感も強まっている。5日の日経平均株価は一時心理的な節目1万4000円を割り込む場面もあった。その後は切り返し5営業日ぶりの反発となったが、ダウ平均同様に戻りの弱さは否めない。日経平均は本日も上値の重い展開が予想され、ドル円上昇のサポートにはなりにくい。東京タイムでのドル円は101円前半を中心に上値の重い地合いが続きそうだ。ドル円は年初の105円台から下落が続き、今週に入って100円後半まで下げ幅を拡大している。米雇用統計次第では99円台までの下げも想定すべきか。
