本日の見通し(東京市場 為替) クリスマスで開店休業状態

2013年12月25日 08:07

 24日の為替市場では、クリスマス休暇中で市場参加者は少なく、各通貨の値動きは乏しかった。円は株価の動向を眺めつつ上下した後、次第にこう着。ドルは強い米耐久財受注や米新築住宅販売件数を受けて買いが優勢となる場面もあったが、結局は巻き戻されている。ドル円は104円前半で振幅。ユーロドルは1.3655ドルまで下げた後、1.36ドル後半へと切り返した。
 本日、東京市場はオープンしているものの、他の主要市場はクリスマスで休場となる。一年のなかで市場参加者が最も少なく、流動性は格段に落ちることから、東京タイムはゴトー日(5・10日)の仲値公示をこなしてしまえば模様眺めとなるだろう。昨日のように日経平均株価が動意づき、円相場が影響を受けるとしても、薄いオーダーのなかで短期筋は動くに動けない。開店休業状態の一日だろう。
 予定されている黒田日銀総裁の講演に関しては、使い古された、有り合わせの発言内容となるのではないか。手がかりが与えられるとしても短期的に市場が反応することはなさそうだ。手持ち無沙汰の市場参加者が内容を確認するだけのイベントといえる。