本日の見通し(東京市場 株式) 金融会合をにらみながら小じっかりの展開か
2014年03月10日 08:32
東京市場は小じっかりの展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15250円-15400円。注目された米2月雇用統計が良好な結果になったことが好感される一方、CME225先物(円建て)の清算値(15315)を勘案すると、上値を追う動きは限定的とみる。また、今日から11日にかけて開かれる日銀の金融政策決定会合の内容を見極めたい投資家も多く、積極的な商いを手がけにくい状況の中、日経平均は75日線(15275円)を挟んだもみ合いが想定される。
7日のNY株式相場はまちまち。米2月雇用統計が市場予想を上回り、買いが先行したものの徐々に利益確定の売りに押された。また、米債券利回りの上昇やウクライナ情勢も相場の重荷となった。ダウ平均は前営業日比30.83ドル高の16452.72ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比15.90ポイント安の4336.22ポイント、S&P500は前営業日比1.01ポイント高の1878.04ポイントで終了。S&P500は連日の史上最高値更新となった。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ25円高の15315円、ドル建ては30円高の15320円で終えた。