本日の見通し(東京市場 株式) 買い優勢の展開 後場は米雇用統計を意識した動きに

2014年02月07日 08:21

 東京市場は買い優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14350円-14500円。雇用統計に対する期待から米株市場が上昇しており、日本株ADRは2000億円の自社株買いを発表したNTT、パソコン事業などのリストラ策を打ち出したソニーなどを中心に総じて強含み。大引け間際に下落した前日相場の反動も加わり、朝方は幅広い銘柄に買い戻し入るだろう。ただ、7日夜に発表される米1月雇用統計を見極めたい投資家のポジション整理が膨らむ可能性があり、後場にかけては上げ幅を縮小する場面も想定される。決算発表では12時の双日(2768)、13時の王子HD(3861)、14時の丸紅(8002)などが注目される。
 
 6日のNY株式相場は大幅反発。雇用関連指標の良好な結果を受けて、翌日発表の雇用統計に対する改善期待が高まった。景気敏感株中心に指数をけん引し、ダウ平均は前営業日比188.30ドル高の15628.53ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比45.57ポイント高の4057.12ポイント、S&P500は前営業日比21.79ポイント高の1773.43ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ280円高の14430円、ドル建ては315円高の14465円で終えた。