本日の見通し(東京市場 株式) 買い優勢で日経平均は200日線越えとなるか

2014年03月20日 08:01

東京市場は買い優勢となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14350円-14600円。注目された米FOMCでは利上げ前倒し観測が浮上したことで、為替市場はドル買い・円売りの流れとなっており、輸出関連株にとっては追い風の状況といえる。3連休を前に手仕舞い売りも想定されるが、CME225(円建て)やADRの推移から下値不安はないとみられる。日経平均は200日線(14505円)を超えるかがポイント。前日も終値ベースで同線を下回っているだけに、強い抵抗帯として意識される。主力株では、為替差益拡大が伝わった王子HD、8期連続で実質増配となるカカクコムなどが材料視されそうだ。
 
 19日のNY株式相場は反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)における量的緩和(QE)縮小の規模は市場予想通りであったものの、イエレンFRB議長の会見や四半期経済予測を受けて早期利上げ観測が台頭し、株式相場の重荷となった。ダウ平均は前営業日比114.02ドル安い16222.17ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比25.71ポイント安の4307.60ポイント、S&P500は前営業日比11.48ポイント安の1860.77ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ80円高の14500円、ドル建ては155円高の14555円で終えた。