本日の見通し(東京市場 株式) 米FOMC控え大型株よりも中小型株選好の相場
2014年03月19日 08:00
東京市場は小動きとなりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14200円-14450円。ロシアと欧米との関係悪化に歯止めがかかりそうな状況から、市場心理の改善が期待される。一方、米FOMCの結果を見極めたいとして商いを手控える可能性もあり、前日の東証1部売買代金(1兆6765億円)並みにとどまれば、物色は値動きの良い中小型株に集中するだろう。寄り付き前には2月貿易統計が発表される。市場予測の中心値は6000億円程度の赤字が想定されている。また、14時から都内で黒田日銀総裁の講演が開かれる。金融政策に関する発言があれば、大引けにかけて動意付く場面もありそうだ。主力株では、増額修正の旭化成、営業利益率10%以上を目指す次期中期計画の考えを示した日立などが注目される。
18日のNY株式相場は続伸。プーチン露大統領がウクライナのさらなる分割を目指していないことを述べたことでウクライナ情勢への懸念が和らいだほか、予想を上回る建設許可件数を好感した。ダウ平均は前営業日比88.97ドル高の16336.19ドルで終えた。 NASDAQは前営業日比53.36ポイント高の4333.31ポイント、S&P500は13.42ポイント高い1872.25ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ25円高の14365円、ドル建ては75円高の14415円で終えた。