本日の見通し(東京市場 株式) 米雇用統計や都知事選などをこなし堅調な展開

2014年02月10日 08:08

 東京市場は買い優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14500円-14700円。米1月雇用統計は予想を下回ったものの、悪材料視されるほどの内容ではなく、調整一巡感から米株市場は上昇した。日本株ADRも総じて高く、CME先物(円建て)の清算値(14670円)にサヤ寄せする形で朝方は強含みの推移が想定される。9日の東京都知事選挙は舛添要一氏の圧勝となったが、予想通りの結果で織り込み済みとみられる。寄り付き前に発表される12月国際収支、ザラ場中には1月景気ウォッチャー調査が発表される。決算発表では11時の関西ペ(4613)などが注目される。
 
 7日のNY株式相場は大幅続伸。米1月雇用統計は予想を下回る雇用の伸びとなったものの、見かけほど悲観的な内容ではないとの見方や相場の調整が一巡したとの見方が相場の上昇を後押しし、ダウ平均は前営業日比165.55ドル高の15794.08ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比68.74ポイント高の4125.86ポイント、S&P500は前営業日比23.59ポイント高の1797.02ドルで終了した。 円建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ170円高の14670円、ドル建ては195円高の14695円で終えた。