本日の見通し(東京市場 株式) 米株安や円相場の上昇で軟調な展開
2014年03月12日 08:01
東京市場は軟調な展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15000円-15150円。米株安に加え、為替市場ではドル円が102円台突入と円高に振れており、CME225先物は15000円台前半まで調整。ADRは全面安となっていることから、寄り付きは売り先行の動きが想定される。8時50分に1-3月期法人企業景気予測調査や2月国内企業物価指数などが発表されるが、好結果となっても相場に与える影響は限定的であろう。昨日の金融政策決定会合では、輸出の現状認識について判断の下方修正が行われたが、追加緩和期待の高まりが円相場の下落につながる可能性もある。また、心理的節目である日経平均15000円を意識する動きがみられれば、下げ渋る場面がありそうだ。
11日のNY株式相場は続落。材料難のなか目先の高値警戒感が意識され、利益確定売りに押される展開となった。ダウ平均は前営業日比67.43ドル安の16351.25ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比27.26ポイント安の4307.19ポイントと4日続落、S&P500は前営業日比9.54ポイント安の1867.63ポイントで終えた。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ185円安の15025円、ドル建ては180円安の15030円で終えた。