本日の見通し(東京市場 株式) 海外株高を受けて買い先行も市場参加者は限定的か

2014年02月17日 08:26

東京市場は底堅い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14300円-14500円。経済指標の改善などから欧米株式市場は上昇している。オプションSQを通過した14日は後場にかけて値を崩したが、海外株高を受けて買い戻しが期待される。寄り付き前に発表される10-12月期GDPが市場予想を上回れば、買いに拍車がかかるだろう。ただ、今晩の米市場がプレジデントデーの祝日で休場となるため、海外勢を中心に市場参加者が限定的となりそうだ。また、前週末にかけての大雪で交通や物流、レジャー等に影響が出ており、関連銘柄の一角ではネガティブな動きが想定される。今日から18日にかけて開かれる日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとの向きも商いを手控えさせる要因となりそうだ。
 
 14日のNY株式相場は続伸。予想より強い米2月ミシガン大学消費者信頼感指数や、予想上回ったユーロ圏10-12月GDPの結果を受けた世界的な景気回復への安心感が相場を押し上げた。ダウ平均は前営業日比126.80ドル高の16154.39ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比3.35ポイント高の4244.03ポイントと年初来高値を更新。S&P500は前営業日比8.80ポイント高の1838.63ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ110円高の14440円、ドル建ては130円高の14460円で終えた。