本日の見通し(東京市場 株式) 手掛かり材料に乏しく小安い動き

2014年03月06日 08:03

東京市場は小安い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14800円-15000円。ウクライナ情勢の緩和による買戻しは一服したとみられ、経済指標が振るわなかった米国市場や景気減速が懸念される中国経済に対する不透明感を手掛かりに、前日上昇の反動で朝方は利益確定売りが優勢とみる。ただ、ナスダックは13年11カ月ぶりの高値水準となっており、IT関連株には押し目買いの支援材料となりそうだ。11時に2月都心オフィス空室率が発表されるが、不動産大手3社は足元で動意付いており、空室率改善が伝われば買いに弾みがつく可能性がある。また、決算発表では積水ハウス(1928)などが注目される。
 
 5日のNY株式相場は小幅安。雇用関連指標などの経済指標の悪化を受けて、利益確定売りに押される展開となった。ダウ平均は前営業日比35.70ドル安の16360.18ドルで終了した。NASDAQは前営業日比6.00ポイント高の4357.97ポイント、S&P500は前営業日比0.1ポイント安の1873.81ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ10円高の14890円、ドル建ては20円高の14900円で終えた。