本日の見通し(東京市場 株式) 小安い展開 好業績銘柄の選別物色が進む

2014年02月06日 08:26

 東京市場は小安い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14000円-14200円。小幅安にとどまったものの、1月ADP雇用統計が市場予想よりも弱い結果となったことで米株市場は下落。日本株ADRは武田薬品や三菱地所などを中心に総じて堅調。戻りが期待されたものの鈍い動きとなった前日相場を勘案すると、海外株安に反応しやすい状況が続きそうだ。ただ、好業績と上方修正がセットとなった主力株には素直に買いが入っており、全体相場の上昇が期待し難いだけに、選別物色の流れが強まるとみる。決算発表では12時のゼオン(4205)、コナミ(9766)、13時の東レ(3402)、三菱重工(7011)などが注目される。
 
 5日のNY株式相場は小幅反落。強弱まちまちの経済指標を背景に神経質になる場面もあったが、中盤以降は週末の雇用統計を前に方向感に欠ける展開となった。ダウ平均は前営業日比5.01ドル安の15440.23ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比19.97ポイント安の4011.55ポイント、S&P500は前営業日比3.56ポイント安の1751.64ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ30円安の14150円、ドル建ては5円安の14175円で終えた。