本日の見通し(東京市場 株式) 寄り付き前に発表される経済指標に注目
2014年02月28日 08:36
東京市場は神経質な展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14800円-15000円。米株市場は、FRB議長の証言内容を好感しS&P500は史上最高値更新。外部環境は好転しているものの、円相場の上昇が重しとなって、CME225(円建て)の清算値(14920円)は大証終値を下回った。8時半から1月全国消費者物価指数、1月労働力調査・有効求人倍率、1月家計調査、8時50分には1月鉱工業生産の発表を控えており、これらの指標が市場予想並みか上回るようであれば買い優勢で寄り付く可能性もあるだろう。週末、月末が重なったことでポジション調整の商いや節目(15000円)に近い株価水準を意識した動きもありそうだ。
27日のNY株式相場は続伸。イエレンFRB議長の米上院銀行委員会での証言内容が好感された。ダウ平均は前営業日比74.24ドル高の16272.65ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比26.87ポイント高の4318.93ポイントと2000年4月7日以来の高値で終了。S&P500は前営業日比9.13ポイント高の1854.29ポイントと終値ベースで史上最高値更新となった。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ40円安の14920円、ドル建ては30円安の14930円で終えた。