本日の見通し(東京市場 株式) 寄りで買い集中しなければ次第に買い膨らむ公算、だが上海株の動きには注意
2013年12月27日 08:20

東京市場は買い優勢の地合いが続きそう。週末のポジション調整が意識され、買い一巡後は伸び悩む可能性はあるが、寄り付きで買い物が集中しなければ、下げず買い戻しのムードが続くだろう。一方、上海総合指数の下げが止まらない。これまでの下落では特段と悪材料視されていないが、ここからの下げは日米市場ともに無視できないだろう。年明けに向けては出遅れ業種、出遅れ株などの物色が有効か。
日経平均株価の予想レンジは16250円-16475円。12/6安値から12/9高値まで戻した幅に対するE計算値16187円処には達した。次の上値メドは、12/3高値から12/6安値までの下げの倍返しで16475円。一方、目先的には12/16安値を起点に3つ目のマド形成には注意が必要であるほか、基調に変化が生じやすいタイミングでもあり注意が必要である。
ダウ平均は16000ドル台後半から上値が重くなる可能性がある点などにも、留意したいところだ。
26日のNY株式相場は上昇。ダウ平均は前日比122.33ドル高の16479.88ドルで終了し、4営業日連続で過去最高値を更新した。21日までの1週間の新規失業保険申請件数が33.8万件と市場予想の34.5万件を下回り、予想以上の改善となったことを好感した。また、市場では過去、クリスマス明けから年末までのパフォーマンスが良好だったことも意識されて終始買いが優勢の展開が続いた。
NASDAQは前日比11.76ポイント高、S&P500は前日比8.70ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と変わらずの16240円、ドル建ては75円高の16315円で終えた。
