本日の見通し(東京市場 株式) 地政学リスクが意識され軟調な展開
2014年03月27日 08:20
東京市場は売り優勢となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14250円-14400円。米オバマ大統領のロシア非難で地政学リスクが高まっており、買い手控えのムードが強まっているといえる。配当権利落ち日を迎え、日経平均の配当落ち分は約100円とみられているが、センチメント悪化を勘案すると落ち分を埋める動きは期待しがたい。売買代金は前日まで2兆円台を維持していたが、この水準に達しない状況も想定されるため、大型株よりも中小型株が選好されよう。防衛関連株や前日上場したサイバーダインに絡んだロボット関連株の動向に注目したい。
26日のNY株式相場は反落。予想を上回る米耐久財受注が好感されて買い先行となったものの、オバマ米大統領の発言を受けて地政学リスクが意識されたことが重荷となった。ダウ平均は前営業日比98.89ドル安の16268.99ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比60.69ポイント安の4173.58ポイント、S&P500は前営業日比13.06ポイント安い1852.56ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ95円安の14295円、ドル建ては50円安の14340円で終えた。