本日の見通し(東京市場 株式) 反発か 海外資金による主力株買いが市場心理を下支え
2014年01月17日 08:29

東京市場は反発か。欧米株式の上昇一服で利益確定売りに押される場面が想定されるが、景況感の底堅さや海外資金による主力株買いが市場の強気ムードを下支えする公算が大きい。週前半の大幅安によるショートの買い戻しが後場は予想されるほか、幅広い銘柄への物色意欲は減退していない。
日経平均株価の予想レンジは15650円-15800円。上昇が続く25日線(15716円)を意識して堅調な展開となるか、あるいは転換線が下げに転じる(15851円→15773円)ことに準じて下押しを入れるかどうか。短期的には1/14安値(15422円)を下回らずに、下値を固められるかが重要である。基調に変化が生じやすいのは、次は1/27-29となる。週足では上昇基調にある一目均衡表の転換線(15670円)を週間終値で維持できれば、来週上昇への期待はつながろう。
16日の米株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比64.93ドル安の16417.01ドルで終了した。米銀大手のゴールドマン・サックス・グループ(GS)とシティグループの決算が嫌気され、全体の重しとなった。NASDAQは前日比3.80ポイント高の4218.69ポイント、S&P500は前日比2.49ポイント安の1845.89ポイントで終了した。
円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ70円安の15835円、ドル建ては35円安の15685円で終えた。
