本日の見通し(東京市場 株式) 反発か 日経平均の短期節目ブレークにはドル円105円台乗せがポイント
2014年01月08日 08:27
東京市場は反発か。円安・米株高の上昇を好感し、自立反発狙いの買いが先行する公算が大きい。12月17・18日開催のFOMC議事録公表や週末発表の雇用統計に対する警戒感は強く、買い一巡後はもみ合いが予想される。円安一服などがあれば、先物の大口売りなどをきっかけに上げ幅縮小の場面も想定しておきたいところだ。
日経平均株価の予想レンジは15900円-16040円。25日線(15666円)や基準線(15716円)までの下値余地を警戒しながらも、転換線(16037円)や5日線(16073円)に上値を抑えられる展開が予想される。このまま高値更新につながるか、転換線や5日線を上限に二段下げに向かうかの見極めどころである。
高値更新後の上値メドは、終値ベースで17150円~17170円。二段下げに向かうケースの下値メドは15600円~15700円、15160円前後が重要である。日柄面では1/15-16、1/27-29は基調に変化が生じやすく注意が必要である。
7日の米株式市場は上昇。ダウ平均は前日比105.84ドル高の16530.94ドルで終了した。発表された米11月貿易収支で赤字額が343億ドルと、市場予想(400億ドル)より縮小したことを好感。赤字額としては2009年10月以来の水準まで改善した。週末の米12月雇用統計への期待も相場を支えた。
NASDAQは前日比39.50ポイント高、S&P500は11.11ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ130円高の15910円、ドル建ては190円高の15970円で終えた。