本日の見通し(東京市場 株式) 主力株の買い戻しで調整一服となるか

2014年02月05日 08:27

 東京市場は調整一服となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14100円-14300円。12月製造業受注指数が予想以上に落ち込まなかったことや、企業決算などが好感されて米株市場は反発。為替相場もドル円が101円台半ばから後半まで戻しており、東京市場は全面安となった前日の反動から朝方は買いが先行するだろう。上方修正を発表し最高益更新見通しのトヨタや日立、投資ファンドにパソコン事業を売却と報じられたソニー、1月の既存店売上高が好調だったファストリなどが相場のけん引役として期待がかかる。また、伊藤忠や三菱商といった好業績ながら地合いの悪さで売られた大手商社株の動きも気になるところ。ザラ場中の決算発表では13時の旭化成(3407)、三菱自(7211)、菱地所(8802)、日本紙(3863)、三菱ケミ(4188)、14時のスクエニ(9684)などが注目される。
 
 4日のNY株式相場は反発。直近下げ過ぎの反動に加え、12月製造業受注指数が予想以上に落ち込まなかったことや、企業決算などが好感された。ダウ平均は前営業日比72.44ドル高の15445.24ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比34.56ポイント高の4031.52ポイント、S&P500は前営業日比13.31ポイント高の1755.20ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ355円高の14275円、ドル建ては390円高の14310円で終えた。