本日の見通し(東京市場 株式) リバウンド狙いやショートカバーで強含み、マド埋め戻し前日下げ幅を帳消しとできるか

2014年01月15日 08:27

 東京市場は大幅反発か。円高一服や米国株の上昇を背景にリバウンド狙いの買いや、先物へのショートカバーが予想される。戻り売りが予想される自動車セクターよりも金融セクターへの物色に注目。米NASDAQの高値更新からネット・ITテクノロジー関連などへも見直し買いが予想される。昨年来高値更新銘柄の増加など、物色に広がりが見られるかが注目ポイントとなる。
 
 日経平均株価の予想レンジは15590円-15790円。5日移動平均線(15830円、1/14)を意識して自立反発となる公算が大きい。きのうの寄り付きで形成したマドを埋め戻せるかが上昇継続のポイントだ。日柄面で基調に変化が生じやすいのは、1/15-16、1/27-29。
 週足の一目均衡表では転換線(15670円)が強く上昇するタイミングでもあり、週間終値ベースでそこまで戻せれば強い。
 
 14日のダウ平均は25日移動平均線から反発。前日比115.92ドル高の16373.86ドルで取引を終えた。12月の小売売上高が市場予想を上回ったことを好感したほか、JPモルガンやウェルズ・ファーゴの第4四半期決算内容なども材料視された。
 NASDAQは前日比69.71ポイント高と昨年来高値を更新、S&P500は前日比19.68ポイント高の1838.88ポイントで終了した。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ265円高の15685円、ドル建ては310円高の15730円で終えた。