本日の見通し(東京市場 株式) ウクライナ情勢の緩和で買い戻し

2014年03月05日 08:43

東京市場は買い優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14900円-15100円。ロシアのプーチン大統領がウクライナへの軍事介入は現時点では必要ないとの認識を示したことで、地政学リスクが後退。米株高や全面高となっているADRの動向を勘案すると、日経平均は寄り付きから15000円を試す動きが想定される。一方、安全資産としてこれまで買われていた金や原油などは売られており、資源関連銘柄の一角が弱含むだろう。ドル円が102円台前半まで下落しており、輸出関連株が相場のけん引役として期待されるが、特に中国での販売好調が伝わった日産自やホンダなど自動車大手の動きに注目したい。
 
 4日のNY株式相場は大幅反発。ウクライナ情勢をめぐる警戒感が和らいだことや、景気への期待感が支えとなった。ダウ平均は前営業日比227.85ドル高の16395.88ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比74.67ポイント高の4351.97ポイントで終え、2000年4月以来の水準まで上昇。S&P500は前営業日比28.18ポイント高の1873.91ポイントと2日ぶりの史上最高値更新で終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ140円高の14980円、ドル建ては145円高の14985円で終えた。