本日の見通し(東京市場 株式) ウクライナ情勢が重しとなるか

2014年03月03日 08:16

東京市場は上値の重い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14700円-14900円。米株市場は高安まちまち、CME225先物(円建て)の清算値(14920円)は小幅高となっているが、ウクライナ情勢について、ロシア軍がクリミア半島に上陸したことで緊迫化している。リスク回避の動きが強まれば為替市場で安全資産の円買いが進み、株安に繋がる可能性が高まるだろう。ザラ場中には、中国2月非製造業PMI(10:00)や中国2月HSBC製造業PMIの発表を控えており、市場予想を上回る内容であれば相場の下支え材料となりそうだ。
 
 28日のNY株式相場はまちまち。米経済指標を好感した。しかし、ウクライナ情勢の緊迫化を材料に週末前の手仕舞いが進み、重しとなった。ダウ平均は前営業日比49.06ドル高の16321.71ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比10.82ポイント安の4308.12ポイント、S&P500は前営業日比5.16ポイント高の1859.45ポイントで終了。S&P500は前営業日に更新した史上最高値を塗り替えた。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ60円高の14920円、ドル建ては70円高の14930円で終えた。
 
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