本日の見通し(東京 株式) 戻り売りをこなしながら続伸か 大手ゼネコン決算に注目

2013年11月12日 08:50

東京市場は続伸か。99円台前半でこう着気味のドル円相場が、一段と円安方向に動意が生じるかが戻りを試せるかのポイントとなる。決算以外の材料に乏しい展開は続くが、決算発表ピーク通過によってネガティブな反応が和らぐ公算が高い。きのう同様、米国市場の好調な流れを受けて、下値では主力株や先物への買い戻しがより意識されそうだ。大手ゼネコン決算に注目したい。
 
日経平均株価の予想レンジは14270円-14380円。引き続き、6/13安値を起点とした下値支持線や雲上限付近を意識して、反発基調を強められるかが焦点となる。25日線の下げ止まりがそれをサポートできるかがポイント。10/30高値14526円を上回ることができれば、上値抵抗線上の14800円処まで上値余地が広がる公算が大きい。
一方、10/25安値を一時的でも下回ったことで、10/8安値(13748円)付近まで下げるイメージも考えられる。変化日候補は、11/14-18、11/29-12/2、12/17などがある。
 
11日のNY株式市場は小幅続伸。ダウ平均は前日比21.32ドル高の15783.10ドルで終了し、連日で史上最高値を更新した。米10月雇用統計・非農業部門雇用者数の改善が引き続き材料視されたが、ベテランズ・デー(祝日)により、市場の参加者が限定的だったことから、指数の上値は約30ドル高程度と限られた。
NASDAQは前日比0.56ポイント高、S&P500は1.28ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ40円高の14320円、ドル建ては55円高の14335円で終えた。