日経平均寄与度ランキング(午後)
[日経平均寄与度ランキング]
大手不動産株が値上がり寄与上位にランクイン
2013年07月11日
*15:21JST
11日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり120銘柄、値下がり95銘柄、
変わらず10銘柄となった。
日経平均は反発。米バーナンキFRB議長の講演を受けた急速なドル安・円高が嫌気さ
れ、主力の景気敏感株を中心に売り先行でスタートした。ただし、米国の金融緩和継
続に対する期待感が下支え要因となり、売り一巡後は押し目買い優勢に。なお、日銀
は金融政策決定会合において金融政策の現状維持を決定したが、インパクトは限定的
だった。
引け後に決算発表を控えるファーストリテイ<9983>は値上がり寄与トップに。住友不動
産<8830>、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>などの不動産株が値上がり寄与上位に。
また、5月の機械受注が前月比+10.5%と市場予想を大きく上回ったことを好感して、
ファナック<6954>は値上がり寄与3位に。ドイツ証券による投資判断の格上げがあった
オリンパス<7733>は値上がり寄与4位に。そのほか、猛暑関連で、ダイキン<6367>、
アサヒ<2502>がランクイン。
一方で、前日に上昇したKDDI<9983>、デンソー<6902>が値下がり寄与上位に。また、
ドル安が進んだことからからニコン<7732>、キャノン<7751>も値下がり寄与上位に。
その他、JT<2914>、資生堂<4911>がランクイン。
*15:00現在
日経平均株価 14472.58(+55.98)
値上がり銘柄数 120(寄与度+101.89)
値下がり銘柄数 95(寄与度-45.91)
変わらず銘柄数 10
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテイ 38700 700 +28.03
<8830> 住友不 4490 110 +4.40
<6954> ファナック 14860 100 +4.00
<7733> オリンパス 3065 96 +3.84
<9735> セコム 5600 90 +3.60
<6367> ダイキン 4500 85 +3.40
<4704> トレンド 3320 60 +2.40
<8802> 菱地所 2771 55 +2.20
<4523> エーザイ 4230 45 +1.80
<2502> アサヒ 2724 42 +1.68
<8801> 三井不 3225 40 +1.60
<7269> スズキ 2485 38 +1.52
<4324> 電通 3235 35 +1.40
<9613> NTTデータ 371000 3500 +1.40
<9766> コナミ 2113 35 +1.40
<6326> クボタ 1621 32 +1.28
<5901> 洋缶HD 1654 30 +1.20
<4503> アステラス薬 5650 30 +1.20
<5108> ブリヂストン 3785 30 +1.20
<1963> 日揮 3810 30 +1.20
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンク 5720 -40 -4.80
<9433> KDDI 5200 -50 -4.00
<7731> ニコン 2228 -86 -3.44
<7751> キヤノン 3330 -50 -3.00
<6902> デンソー 4790 -75 -3.00
<2914> JT 3675 -60 -2.40
<6971> 京セラ 10760 -50 -2.00
<6506> 安川電 1215 -49 -1.96
<7267> ホンダ 3790 -20 -1.60
<3405> クラレ 1382 -30 -1.20
<4911> 資生堂 1445 -21 -0.84
<4063> 信越化 6880 -20 -0.80
<4502> 武田 4685 -15 -0.60
<7735> スクリーン 547 -15 -0.60
<4452> 花王 3345 -15 -0.60
<6501> 日立 650 -14 -0.56
<8267> イオン 1385 -13 -0.52
<4901> 富士フイルム 2305 -13 -0.52
<8766> 東京海上 3455 -25 -0.50
<3407> 旭化成 668 -11 -0.44
[先物OP市場ウォッチ]
大引け:為替は円高推移となったが上海株の大幅高を材料に反発へ
*16:30JST
11日の日経225先物は、前日比40円高の14470円と小幅反発で取引を終了。高値は
14510円、安値は14260円。上下レンジは250円。売買高はラージが6万9489枚、ミニは
62万5541枚。一方、TOPIX先物は、前日比0.5p高の1197.5p。高値は1199.0p、安値
1181.5p、上下レンジは17.5p、売買高は5万4969枚。
バーナンキ発言を受けてドル全面安の展開となったことから、225先物は売り優勢で
取引を開始。ただ、為替の円高進行が一服となったことで下げ幅をじりじりと縮小す
る展開に。日銀の金融政策決定会合では想定通りの現状維持だったことで、売られる
場面も見られたが、上海総合指数の後場一段高が材料視されて一気に切り返す動きを
見せた。現物市場では、建設株など政策関連銘柄が上昇したことから、参議院選挙後
の動きを見据えての買いが入ったとの観測。
225先物の手口ではBNPパリバが2268枚の買い越し(売り方見えず)で買い筆頭となっ
た一方、NPモルガンが2369枚の売り越し(買い方見えず)となった。TOPIX先物に関
しては、UBSの買いに対してクレディ・スイスが売り方筆頭に。