日経平均寄与度ランキング(午前) 充電インフラ普及で提携したトヨタ<7203>が値上がり寄与度トップに
充電インフラ普及で提携したトヨタ<7203>が値上がり寄与度トップに
2013年07月30日
*11:53JST
30日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり177銘柄、値下がり37銘柄、変わらず11銘柄となった。
日経平均は反発。57.53円高の13718.66円(出来高概算12億6000万株)で前場の取引を終えた。
小幅に続落で始まり、その後は上昇に転じている。29日の米国株式相場は下落し、シカゴ日経225先物清算値は大証比80円安の13520円だった。
ただ、日経平均は直近4営業日で1100円を超える下げとなっていたほか、円相場がやや円安に振れてきたこともあり、自律反発の動きに。寄付き前に発表された6月の鉱工業生産指数速報が市場の予想に反して低下したことが、円売りを誘ったようである。
充電インフラ普及で提携したトヨタ<7203>が値上がり寄与度トップに。また、売り込まれた反動からオリンパス<7733>、花王<4452>は寄与度上位に。その他、MSCIのリバランス関連で電通<4324>がランクイン。
一方で、ファーストリテイ<9983>が値下がり寄与度トップに。また、本日決算発表を控える東エレク<8035>が寄与度2位に。その他、4-6月期純損益が赤字に転落した日立建機<6305>がランクイン。
*11:30現在
日経平均株価 13718.66(+57.53)
値上がり銘柄数 177(寄与度+111.49)
値下がり銘柄数 37(寄与度-53.96)
変わらず銘柄数 11
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<7203> トヨタ 6030 130 +5.21
<7733> オリンパス 2957 126 +5.05
<4452> 花王 3110 105 +4.20
<4324> 電通 3115 85 +3.40
<4704> トレンド 3320 70 +2.80
<5108> ブリヂストン 3450 65 +2.60
<7205> 日野自 1558 62 +2.48
<3382> 7&I-HD 3705 60 +2.40
<6971> 京セラ 10130 60 +2.40
<8830> 住友不 4165 55 +2.20
<1963> 日揮 3495 55 +2.20
<9613> NTTデータ 361000 5500 +2.20
<5002> 昭和シェル 889 54 +2.16
<6758> ソニー 2110 53 +2.12
<4507> 塩野義 2040 51 +2.04
<6902> デンソー 4605 50 +2.00
<9735> セコム 5480 50 +2.00
<5713> 住友鉱 1274 45 +1.80
<2914> JT 3450 45 +1.80
<8253> クレセゾン 2226 41 +1.64
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 4255 -200 -8.01
<9983> ファーストリテイ 33900 -200 -8.01
<9984> ソフトバンク 6180 -60 -7.21
<6954> ファナック 14760 -150 -6.01
<7751> キヤノン 3020 -80 -4.80
<6305> 日立建 1926 -108 -4.32
<9433> KDDI 5010 -40 -3.20
<4519> 中外薬 1921 -49 -1.96
<4063> 信越化 6180 -30 -1.20
<6301> コマツ 2138 -25 -1.00
<5332> TOTO 988 -22 -0.88
<4151> 協和キリン 1014 -21 -0.84
<4568> 第一三共 1651 -20 -0.80
<1928> 積水ハウス 1262 -17 -0.68
<6857> アドテスト 1302 -8 -0.64
<7731> ニコン 2071 -13 -0.52
<8766> 東京海上 3155 -20 -0.40
<7201> 日産自 1033 -9 -0.36
<4902> コニカミノルタ 739 -8 -0.32
<8001> 伊藤忠 1159 -8 -0.32
[先物OP市場ウォッチ]
13500円での攻防か、三井住友の動きに注目:見通し
*08:15JST
29日の225先物は先週末比530円安の13600円で取引を終了。売り一巡後は13800円レベルで下げ渋る動きが見られたものの、上海総合指数の一段安などを受けて下げ幅を拡大した。米国株式相場は下落。ダウ平均は36.86ドル安の15521.97、ナスダックは14.02ポイント安の3599.14で取引を終了した。日本をはじめとするアジア株式市場の大幅下落に加え、30-31日にFOMC(連邦公開市場委員会)の開催を控えることで様子見ムードが強く、小動きに終始する展開となった。朝方発表された6月中古住宅販売成約指数は予想ほど低下しなかったものの、相場への影響は限定的。
円建てCME先物の清算値は前日の大証終値比80円安の13520円。為替市場では、ドル・円は97円90銭台、ユーロ・円は129円80銭台と円高で推移している(日本時間8時00分時点)。225先物は4日間で1180円の急落となっていることでそろそろ自律反発を試す展開を迎えそうだ。13500円台での攻防からのリバウンド期待といったところだが、足元ABNアムロが売り買いともに1万枚超の大商いを続けていることから短期筋の仕掛け的な売買には引続き警戒。一方、昨日はファナック<6954>の上昇が輝いていたが、本日は三井住友<8316>の好決算を受けた動きに注目か。引けに実施されるTOPIXリバランスにも要注意だが、この辺りが指数の踏ん張りどころ。
投資家の心理状態を表す日経VI(ボラティリティ・インデックス)は、前日比+3.17の32.42と上昇傾向が見られる。投資家の心理面は悪化の一途を辿っており、昨日のマザーズ指数は7%超の下落となった。一部では欧州系の金融機関が自己売買を閉鎖したことに伴う売りが足元の急落の要因とされているが、具体的な金融機関名は聞こえてこない。それだけ市場では先の見えない不安感が広がっているということか。本日の上値メドは13700円、下値メドは13400円とする。
*09:09JST
225先物は前日比40円高の13640円の反発で取引を開始。4営業日で1180円急落していたことで自律反発の展開となっている。為替が朝方比でやや円安に振れたことなどが追い風となっているもよう。寄付き後、じりじりと上げ幅を広げており、13700円台での推移。
*10:56JST
225先物は前日比150円高の13750円と再び上への動きを強めている。現物市場では、一時マイナス圏に沈んだ三井住友<8316>が切り返しているほか、トヨタ<7203>もしっかり。後場にかけてソフトバンク<9984>、Fリテイ<9983>が切り返すと指数一段高も期待できるが、上海総合指数の動向を警戒する声も。
*12:10JST
225先物は前日比180円高の13780円と上げ幅を拡大している。人民銀行の資金供給を材料に上海総合指数が上げ幅を一気に広げていることが刺激となっている。なお、為替も円安に反応している。