日経平均寄与度ランキング(午前)
通期の連結利益予想を下方修正したキャノン<7751>が値下がり寄与度2位に
2013年07月25日
*11:57JST
25日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり54銘柄、値下がり155銘
柄、変わらず16銘柄となった。
日経平均は下落。82.82円安の14648.46円(出来高概算11億株)で前場の取引を終え
た。小幅に上昇して始まったが、その後はマイナス圏での推移が続いている。通期予
想を下方修正したキヤノン<7751>が大幅に下げるなど、決算発表が本格化する中で、
決算内容を見極めたいとムードにつながっている。また、ソフトバンク<9984>が連日
の年初来高値更新後に下げに転じており、これが日経平均の重しに。
ファーストリテイ<9983>が値上がり寄与度トップに。また、想定以上の決算を発表した
日本電気硝子<5214>は寄与度2位。円安を好感して京セラ<6971>は寄与度3位に。その
他、アドバンテスト<6857>、NTTデータ<9613>がランクイン。
一方で、連日大幅高していたソフトバンク<9984>は利益確定売りに押され、値下がり
寄与度トップに。また、通期の連結利益予想を下方修正したキャノン<7751>が寄与度
2位。関連銘柄でニコン<7731>も寄与度上位に。また、前日にカネボウ化粧品の自主
回収報道を受けた花王<4452>は引き続き軟調で寄与度3位にランクイン。
*11:30現在
日経平均株価 14648.46(-82.82)
値上がり銘柄数 54(寄与度+46.62)
値下がり銘柄数 155(寄与度-129.44)
変わらず銘柄数 16
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテイ 36800 500 +20.02
<5214> 日電硝 565 70 +4.20
<6971> 京セラ 11050 80 +3.20
<6857> アドテスト 1536 28 +2.24
<9613> NTTデータ 387500 4500 +1.80
<6976> 太陽電 1412 43 +1.72
<4021> 日産化 1504 27 +1.08
<4704> トレンド 3315 25 +1.00
<6762> TDK 3735 20 +0.80
<6506> 安川電 1243 18 +0.72
<6952> カシオ 928 16 +0.64
<8015> 豊通商 2998 16 +0.64
<1925> 大和ハウス 1883 14 +0.56
<4506> 大日住薬 1449 13 +0.52
<4043> トクヤマ 363 12 +0.48
<4519> 中外薬 2142 12 +0.48
<6326> クボタ 1579 11 +0.44
<6103> オークマ 786 10 +0.40
<8035> 東エレク 4795 10 +0.40
<6471> 日精工 1005 9 +0.36
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンク 6860 -120 -14.41
<7751> キヤノン 3220 -210 -12.61
<4452> 花王 3005 -225 -9.01
<9433> KDDI 5340 -110 -8.81
<7731> ニコン 2162 -106 -4.24
<3382> 7&I-HD 3850 -95 -3.80
<6758> ソニー 2224 -66 -2.64
<4901> 富士フイルム 2323 -66 -2.64
<6902> デンソー 4915 -65 -2.60
<6301> コマツ 2324 -62 -2.48
<4502> 武田 4655 -60 -2.40
<8802> 菱地所 2740 -56 -2.24
<8766> 東京海上 3460 -110 -2.20
<4523> エーザイ 4335 -50 -2.00
<7203> トヨタ 6380 -50 -2.00
<6305> 日立建 2145 -42 -1.68
<7269> スズキ 2503 -41 -1.64
<8801> 三井不 3170 -40 -1.60
<9735> セコム 5760 -40 -1.60
<4063> 信越化 6880 -40 -1.60
[先物OP市場ウォッチ]
指数は小動き、キヤノンの下落をソフトバンクが支える格好に:見通し
*08:07JST
24日の225先物は前日比50円安の14730円で取引を終了。目立った売りに押されること
は無かったものの、中国の7月HSBC製造業PMIが市場予想を下振れたことなどから切り
返すような力強さは見られなかった。米国株式相場はまちまち。ダウ平均は25.50ド
ル安の15542.24、ナスダックは0.33ポイント高の3579.60で取引を終了した。アップ
ルの4-6月期決算は好感される一方、その他の主要企業決算で冴えない内容が相次い
だことで上値の重い展開となった。
円建てCME先物の清算値は前日の大証終値比5円高の14735円。為替市場では、ドル・
円は100円30銭台、ユーロ・円は132円30銭台で推移している(日本時間8時00分時
点)。日本株は利益確定の売りが出やすい状況となっているが、為替の円安推移が材
料視されて下げにくい展開となろう。とはいえ、上値を試すような目立った材料は見
当たらず本日も出来高低迷で小動きの展開となりそうだ。現物市場では、ソフトバン
ク<9984>の強い動きが目立っているが、昨日決算発表を行ったキヤノン<7751>がADR
では東証比6%強の下落となっている。指数インパクトの大きい銘柄の動向には要注
目となる。
投資家の心理状態を表す日経VI(ボラティリティ・インデックス)は、前日比-1.40
の25.84と大幅に低下。5月23日の急騰以前の水準をつけている。ただ、米VIX指数が
13前後で推移していることを考慮すると単純な比較はできないが、まだ高い水準にあ
ると言えよう。本日の指数小動きを受けて一段の低下を期待したいところ。本日の上
値メドは14800円、下値メドは14650円とする。
*09:12JST
225先物は前日比変わらずの14730円で取引を開始。米国株は高安まちまちと方向感に
乏しかったことで小動きのスタートとなっている。現物市場では決算発表を嫌気した
キヤノン<7751>が6%超の大幅安。日経平均を13円ほど押し下げている。
*10:47JST
225先物は前日比70円安の14660円で推移している。小動きでスタートした後はマイナ
ス圏での動き。出来高は約1.5万枚と商いは低迷している。月曜日から出来高は6万
台、5万台、4万台と減少傾向にあるが調整相場との見方が優勢か。日足の一目均衡表
の転換線(14690円)を挟んだ小動きが続いている。